首都マナグアを一望する丘の上
トレードマークのカウボーイハットを被ったサンディーニのシルエット
コロンビア、コスタリカに続いてニカラグア
観光地でもなく、資源が豊かなわけでもなくいニカラグア
援助活動で安全な飲料水のインフラを設けるために
フランスから派遣されたエンジニアの友人を訪ねました
海外に出て思うのは、こういった発展途上国で活動している、タフなヨーロッパの若者に多く会うということです
私のフィンランド時代の元同級生(やはりフランス人)もアフリカで小学校を建設するNGOに関わり、いまやそういう活動を取り仕切るまでになっています
きっかけはエキゾチックな文化に対する冒険心や好奇心
大学は出たものの失業率の高いこと、援助活動がキャリアアップに繋がることなど
様々な事情があるにせよ
貧しい国という印象しか無かったニカラグア
しかし実際一番心を強くとらえたのはこの国でした
「運に見放された受難の国」
どの国だって浮き沈みがあると思います
ところがニカラグアは、とことん沈むのみ
まずスペインから独立した途端に内部紛争と続くアメリカとの戦争
農民出身の愛国者サンディーノ将軍はアメリカ側司令官ソモスのだまし討ちに遭い殺害
それから40年以上にわたって、独裁政権が続いています
隣国のコスタリカが民主的な政策で国を発展させてきたことと比較すると
国境一本で光と影に分断されたまるで韓国と北朝鮮のよう
長くなりましたが、辛く重く怒りに満ちた歴史も静かな過去になりつつある今
少しずつでも国民の生活が前進して欲しいと心から願います
古都レオン
スペイン・コロニアル建築の町並みや教会が残ります
19世紀初頭に大学が建設されただけに知的な雰囲気
美術・音楽学校
ファサードの建物をくぐると奥に幾つものパティオ
静かに風が通る
熱い日差しを和らげるために木々に囲まれとても気持ちがよい
ニカラグアの石像
モティーフはワニや蛇
悪魔や人間
神話的
大きく力強い造形に一つ一つ魅入ります
レオン近くのカルデラ湖(火山の火口の淡水湖)の一つ
どこまでも青い色に吸い込まれそうになります
湖畔には海水浴場があり、さっそく私たちも泳いだり日光浴したり
そのうち、マナグアに住む他の友人達も合流し大騒ぎに
ボートにビールを積んでカヌーイング
・・・溺れかけました
そんなニカラグアでとっておきの特産物は
焼き物です
マナグア近くのサンフォン・オリエンテ村
上薬を塗った壺に小枝か何かでひっかいて模様や絵を乗せたあとに焼くシンプルな技法
その絵柄がとても個性的で面白く、また造形もユーモラス
地元アーティストが作っているものは美術的価値も高く、洗練されています
いいアーティストを抱えているお店を探すのがコツ
トランクのスペースの都合で中ぐらいの花瓶を買い求めました
お値段は1000円ぐらいから
次回は大きなトランクをもう一つ持って行きたいです
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